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[hiroic's various Review & Daily Memo] Hiroicによる映画・ドラマ・本・芝居・四方山などに関するれびゅー
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原作/萩尾望都
脚本・演出/倉田淳

ReviewWriteDate:2000/12/19
LastUpdate:2001/1/8

Cast:
A Cast/
山崎康一(ユーリ)/深山洋貴(エーリク)
船戸慎士(バッカス)/池内代輔(サイフリート)
寺岡哲(アル)/小林浩司(イグー)
  ※文字化け防止のため、ユーリ役のやまさきさんは代替文字になっています。

B Cast/
曽世海児(ユーリ)/及川健(エーリク)
鶴田浩一(バッカス)/高根研一(サイフリート)
奥田努(アル)/青木隆敏(イグー)

共通Cast/
笠原浩夫(オスカー)
石飛幸治(レドヴィ)/姜暢雄(アンテ)
野口光雄(ヘルベルト)/小野健太郎(リーベ)/舟見和利(アーダム)
青山治(クローネ/エリザ)/和田洋平(シャール)/河合貴哉(カイザー)/前田倫良(ヘニング)
楢原秀佳(ブッシュ/シェリー/シュヴァルツ/医者)/佐野孝治(助手)
藤原啓児(ミュラー)/河内喜一朗(ヴェルナー)/岩崎大(ヴェルナー夫人)

2000/12/7~2001/1/8 @シアターサンモール

Date:
2000/12/9 13:00 D10(B Cast)
2000/12/9 19:00 C8 (A Cast)
2000/12/30 13:00 L1(B Cast)
2001/1/6 13:00 F14(B Cast)

Note:
1999年の再々演に続く再演。同期間に『トーマの心臓』の登場人物、オスカーを主人公とする『訪問者』も連鎖公演される。

Story:
ドイツのギムナジウム(高等中学校)と寄宿舎生活を舞台に繰り広げられる物語。
冬の終わりの土曜日の朝、一人の少年が死んだ。彼の名はトーマ・ヴェルナー。そして月曜日の朝、一通の手紙がユリスモールのもとへ届けられる。
「これがぼくの愛、これがぼくの心臓の音…」トーマからの遺書だった。
その半月後に現れた転入生エーリク。彼はトーマに生き写しだった。ゲームだったはずの茶番劇。しかし、その裏側には思いがけない真実が隠されていた。(パンフレットより)



ヒトコトReview:

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予想外(笑)によかった、スタジオライフの要はやはり『トーマ』か?
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児玉さんなき後の(死んじゃいません 笑)『トーマの心臓』・・・。
児玉エーリクもいなければ、山本ユーリも、澤サイフリートも、浦ミュラーも、瀧澤シャールも・・・。
嗚呼、みなさんどこへ行ったのかしら。(と、演技口調で)
1999年はいかに素晴らしかったかに思いを馳せながらの観劇。

穴埋めの為に今までのアンテ人生を捨てて(笑)エーリクとなる及川さんや
悲壮さが似合うか不安もある新ユーリ、曽世さんを観に行ってまいりました、シアターサンモール。


■謎のデカ・アンテ・・・

いきなりアクシデント。
遠くから来ている友達が交通渋滞に巻き込まれ遅刻。
チケットはその友人が持っていたため、しばらくファーストキッチンで時間をつぶし
結局わたしの初日はトーマBキャストは45分遅れでスタート。
「いったいどのシーンまで終わってるんだろう・・・」
と思いながら暗闇の中こそこそ座席についたわたしの目の前に現れたのは・・・
「デカイ・・・」
キュートなミニミニが定番であった『アンテ』がいったい何を食べたらそんなにでかくなるんだろう? というぐらい成長したお姿で登場。
噂のNewアンテである。JUNONスーパーボーイである。
(わたしはJUNONなんて読んでないのでありがたみがわからないのですが)
あげくそのアンテ、笠原オスカーにむかって「振り向いてよ、オスカー」。
うっひゃ~。どうしてくれよう。いったい何なの???
思わず全身が震え出す。もちろん、笑いで。

なんとこの姜アンテ、180cm近くある長身でまったく笠原オスカーに負けないぐらいなのに
『女声』で演技してるんである。まさに裏声。
この図体でこの声と演技はおかしいだろう?
オスカーにキスをせがんでも、おいおい身長同じぐらいじゃん。
やっぱアンテはぶらさがるぐらいのミニサイズが好ましい。
せっかくのシーンがなんとも味気なく終了。
さらに「トーマは実は自殺した」ということを立ち聞きするシーンのアンテ。
「柱の陰が好きになっちゃうんです」(レプリーク2000年12月号より)という及川さんの言葉通り、柱の陰からこっそり覗き見・・・てお前さん、どうしてひざまづくの???
いくら身長でかくてイメージに合わないからって、身体小さくしたらいいってもんじゃないでしょ?
もちろんそのシーンはわたしの中で絶好のお笑いポイント。

姜さん、さすがに見た目は麗しいんだけど、とりあえずまだ演技は下手だし(これからという表現もある)
前のアンテ役がが及川さんだっただけに・・・
何で「女の子」を演じようとするのだろう?
それは倉田さんの指示?
彼の演技は全身嘘っぽい。(嘘というか、まあ演技に至ってないだけかも)
「アンテ=イヤな奴」の図式すらできない。
あえて言うと、笑いのネタだよなあ。
まあ、本人もあの役したくないんだろうな・・・というのが伝わってきましたねえ。
ライフのトーマは『原作に忠実』であるのがいいところなんだけど
少なくともラストシーンまで食い込む役どころ、ちょっと鍛錬してほしかったです。
なんと言ってもシアターガイドに『トーマのための即戦力』募集したんですから。
即戦力らしい姿を見せてほしいですよね。。。


■めちゃ可愛い! の及川エーリクと謎の笑いの深山エーリク

そして実は一番心配だった及川エーリク。
どうしても児玉さんが抜けた後を負っているイメージがあるから。
深山さんは1999年からエーリクですが、やはり本役という感じじゃないのでしょうね。
ビジュアル的にも否が応でも及川エーリクに期待がかかります。

で、蓋を開けてみると・・・結構よかったです。
なんと言っても可愛いし(こればっか)、キカン坊だし、強いし繊細。
トーマは死んでそれでもエーリクは生きている。
そういう図太さもちゃんと見えるし。
もちろん最初「あ、たまおさんはこう言った」とか色々めぐりましたが
まあ同じである必要はないんだし
ビジュアル的に納得できるものがあるし
及川さんって「男」だからそういう意味でもよかったんじゃないでしょうか。
周りの人間の台詞にあわせてちゃんとエーリクが呼吸してました。
ちょっと驚いた顔だったり、笑顔だったり、かわいい!!
かわいいっていうのは見た目もそうなんだけど、存在そのものがかわいかった及川エリーク。
別に今までそんなこと思ったことなかったんですけどね。
初めて観たのが『ヴァンパイヤ・レジェンド』だったんですが。
合わないといわれる方もいるようですが、及川エーリク、はまってました。

ビジュアル・・・ごめん深山さん。
実は深山エーリク、トーマとしてのオープニング。
ライトの当たり方の問題なのか? どうも可愛くないって思ってしまったのです。
深山ファンの方々、すみません。
だってアンテに「ちょっとぐらい可愛いからって」って言われている姿みて
「いや、可愛くない・・・」て思っちゃったし。
顔だけ見ればどう見てもデカ・アンテのが可愛いし。(笑)
去年の深山さんを見ていないので、成長しているのかしていないのかはわからないのですが
当初予測していたより安心して観られました。
ただ、
ユーリ「君僕に翼をくれるって言ったよね」
エーリク「やだ!」
で、会場に笑いが出るのって、おかしいよね?
深山エーリク、何故笑いになってしまう?
お客さんの中で「深山=笑わせてくれる」ていう変な図式が定着してしまって
イメージを払拭できてないんでしょうか?
悪くはなかったけど、何かすごく「普通に元気」の役に見えた、深山エーリク。
涙しても元気でもセンシティブな部分は感じられないというか。
いや、ただひたすら元気なだけっていうか。
これはわたしの深山さんに対する先入観もあるんでしょう。
(2000/12/30追記:本日のBチームでもこのシーン、笑いが起こっていました。
ていうか、物語をちゃんと汲めば絶対に笑う場面じゃないと思うのだけれど? わたしが萩尾望都だったら多分すごく悲しいと思う・・・)

両エーリクとも、水色のコートが最高に可愛い。
家に帰って原作読んでみたら、確かに着ています。
ああいうの着たいなあ、絶対似合わないけど。


■やまさきユーリと曽世ユーリ

やまさきユーリは4回目? のユーリ。
曽世ユーリは今回初ユーリ。(意味不明)
ダイエット大成功だね! 頬こけてました。(なんのこっちゃ)
ウェストも細くなってましたし髪黒いの見るのは初めてかもしれません。
最初は違和感のあった根暗な曽世さんですがだんだん慣れてきたのかユーリしてました。
ただ、友人たちにも好かれ、でも壁作っている感じがはやまさきさんのが納得できました。
曽世ユーリ、暗すぎ、友達いなくなるよあれじゃ。
やっぱりユーリは皆に好かれる優等生、委員長だからね。


■プリンス・オブ・スタジオライフ、笠原オスカー

一度『キング・オブ~』て書いて書き直したわたし。
やっぱ王子だわよね。
もー、かっこよかった。
周知の事実を何を今更? といわれそうですが、
去年笠原オスカーを観た時は「なんかちょっと軽すぎ。オスカーじゃない」て思っていました。
その後もカッコイイけど別に印象に残っていなかった王子。
(いや、伯爵とかはもちろん印象に残ってるけどね 笑)
今回、去年観たはずの同じ役なのに、がぜんカッコイイ! と思ってしまった。
前みたいに変に軽くない。ちゃんと大人。空々しさがない。
(去年はその反対のことを考えていました)
ミュラーへの思いを告白するオスカーにもジーン。
王子カッコイイ~モードになってしまいました。


■その他キャストたち

なんと言っても舟見くん、成長しましたね。
一時は女役なんてって感じのナゲヤリな演技でどうなることかと思いましたが
ふっきれたのか、ちゃんと演技する人になっている。
お姉さんは嬉しい。
小林さんもいい感じ。自転車ニットがキュート。

久しぶりの野口さんも嬉しい限り。
ロンドンより復活の石飛さん。(呼び戻された?)去年よりちょっと若いレドヴィ。
サイフリートは高根さんの胡散臭さ勝ち。池内さんも悪くないが優等生っぽい。
でもさすがに澤さんの域には遠いですね。。。
バッカスは何となく印象薄かった。何となく。去年はバッカス~って思ったのに。曽世さんだったから?

フレッシュたちは主に上級生役、フレッシュダッシュたちは同級生役でした。
フレッシュはあんまり出場がなかったんで言うこともないんですが
ダッシュ・・・学芸会って言われても文句言えないよ。
全員が同じぐらい下手なわけじゃないけど、どうしても目立つ。
出場が多いので気になって仕方ない。
そんなダッシュをひっぱってた舟見くんに、やはり涙するのだ。。。

気になったのが岩崎くんのトーマ・ママ役。
いくらエーリクに「僕はトーマじゃない」て言われたからって
その表情は何?
ドラキュラに血を吸われた後のルーシーの顔だよ、そりゃ。
母親、なんだから。母親の表情じゃ、絶対ないんだって!
あの表情見ただけで笑いがこみ上げてきてしまいました。
岩崎くん、もっと演技の引出しを増やしましょう。

楢原さん、これでもか! てなぐらいに着替えて色んな役してました。
ちゃんとどれも別人に見えるあたりさすがなんですが。
あんま、楢原さんを酷使せずにすむように、役者連のボトムアップに期待しましょう。

全然関係ないですが9日ソワレは最前列センターだったんですね。
で、フェンシングシーンが猛烈に怖かった。
いまあれが折れたら絶対飛んでくるよな~、絶対ささるよな~、役者がミスっても飛んでくるよな~、その場合保障はどうなるのかしら~、とか真剣に考えていました。
舞台近すぎで怖かったのってわたしだけ?


■『トーマの心臓』私観

わたしは萩尾望都世代ではありません。
彼女が活躍してた時は下手すると生まれていないし、生まれてても文字は読んでなかろう・・・という具合。
だからもっぱら復刻の文庫版の世代です。
あげく萩尾ファンでもないので去年、スタジオライフのトーマ予習のためにはじめて『トーマの心臓』を読みました。

で・・・おもしろいとは思ったんですが、決定的に納得できなかった部分がありまして。
納得できない・・・というのは辻褄とかではなく、気持ち的な問題。

「死んで生者に傷を残そうとする奴なんてキライだ」
「出家するなんて卑怯だ。俗世でコトを解決せよ」
て、思ったんですよ、初めて読んだ時(笑)。

死んじゃうなんてもっての他で、誰のためとかそういう問題じゃあないだろう、て思う時点でまずお話のスタート地点に立てないんですけどね。
だからトーマには共感できないわけです。
だから生きるエーリクには共感できるわけです。まだ、ね。

ユーリに対しては、わたしがキリスト教的な感覚がないから出る感想です。
別に神学校行くってのが日本的出家ってわけではないんだろうけど・・・なんとなくわたしのイメージは出家=俗世との交流を絶つ、ていう日本的発想なんですよね。
日本的宗教観だからユーリが何故そこまで自分の罪に苦しむのか、神について考えるのか、自分の翼について考えるのか──が、実感としてわからない。
それを乗り越えたことがどうして神学校なのか、も。
もちろん辻褄としては理解できますが、感情的に納得いかない。

文化の土台というのは、ほんとうに難しい。わからない。
ベースが違うと同じものを乗せても全く違うものになってしまう。
もちろん、萩尾氏は日本人なんだから同じ土台なのかもしれないけど。
トーマ、理解するのは難しいなあ・・・。
わたしはユーリに、ちゃんと俗世で頑張って欲しいんだけど。
だって借金肩代わりしてもらった分、お金返す予定なんでしょ?
(と、みんなで言っていたのだけど)


■2000/12/30Bチーム

ここから追加レビューです。
同級生たちのアンサンブル、9日よりぐんとよくなっていて結構安心して観られました、ダッシュ。
イグー役・青木隆敏がどうも気になる。あれは地なのだろうか? 演技? 舟見くん危うしのキャラです。
シャール役・和田某氏、なんとかしてください~。
しかし前日寝つくのが遅かったからとにかく眠かった~。
本日改めて注目は笠原王子。
歩くとき、走りさるとき、ちゃんと一度ぴたって止まるんですよね。
自分が最もキレイに見える場所でぴたっと止まって観客に自分をアピールしちゃうところは流石。


■2001/1/6Bチーム

第1回目が遅刻だったので年末のチケットをとったので結局トーマBを3回観ることになってしまいまいした。
ソワレ前にいわしさんとイタリアン食べてワイン飲んで・・・というご機嫌モードで劇場に行ってしまったので前半睡魔が・・・。
前楽ということもあって補助席、お座布も出動。
フラット席なのでやはり見難い。。。
ちなみに髪を下ろした佐野さんにもぎってもらって喜ぶわたし。
わざと佐野さん列選んだし。目まで合わせちゃたし。(←バカ)

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