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[hiroic's various Review & Daily Memo] Hiroicによる映画・ドラマ・本・芝居・四方山などに関するれびゅー
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小池 龍之介
小学館
発売日:2010-02-09

荒れた気分の日々が続いたため、図書館から回ってくるのを待てず結局購入して読了。

個人的な感覚ですが、他の本より実践が難しいかな。
言っていることは理解できる。やり方も『文字面的には』わかる。でも実践は難しい……
常に思考が巡り続け夢を延々見る自分はまず瞑想方法から学ぶ必要があるような気がする。

あと気になったこと……
確かにこの方法で考えることを止めれば、苦と思われることも苦には思われない可能性がある。
けれど目の前に苦と感じられるはずの現象はそのまま残っていて、自分以外の誰かはその苦に苛まれるのだとしたら、これは全然解決にはならないのではないかな?

皆で修行して瞑想すりゃいいって? そんなの現実的じゃない。
事件は現場、いや現世で起こっているのです。
物事を解決するためには苦である言葉を口にしなきゃいけないことも、他人と対立しなければならないこともある。守るべきもののために、戦わないで瞑想だけするわけにもゆかない。

そう考えると、今の自分の心を穏やかにすることはできても、今の苦境を変えて周囲を幸せにすることはできない気がする。
自分を変え、周囲も変える。流れを変える。何かそういうものが今の自分には必要な気もする。

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久しぶりに来た来た『ガラスの仮面』最新刊!
なんか最近コンスタントに出てるな。
漫画外活動停止してんのかな。

さて44巻!
興奮の理由は──ついに自分が雑誌で読んだ内容が出てきたから!
亜弓さん失明事件。
これ、自分が雑誌掲載時に読んでたはずなのに、コミックスになったら完全になかったことにされていたっつう、大事件の1つなんだよね。
ちなみにそれってええっと……多分15年以上前の話だと思う。
恐らく自分高校生ぐらいだった……はず……花ゆめ買ってたのは。

恐ろしい、恐ろしいなあ時間とは──そしてもう1点、きっと幻のシーンが復活してくれるに違いなーい! と期待しているのだ。
それは「マヤと会うことを決意した真澄様が車でホテルに向かい、マヤがそれをドキドキしながら待つ。と、そこへ紫織さんが自殺未遂の報、真澄さまそれを知って交通事故!」ていうシーンなんですが、なんとなくラストの紫織さんの感じからして行けるのではという気がする。
期待してますぜ美内センセイ!
紫のばらの人からの花@ガラスの仮面展

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ふと本屋で見かけて最終的にはごめんなさい図書館で借りた飯泉太子宗著『壊れても仏像』
これが久々に個人的ヒットというか一気に読んでしまいました。まあ、簡単にいうと仏像修理の話なんだけど、イラストがいい。
多分著者直筆と思われるなんだかシュールな説明絵が方々にあるんである。

普段仏像に触れることのない人でも簡単に内容がわかるような文章で、一般受けしそうな感じ。ワタシも一応日本史専攻だったりするので「菩薩はデコラティブな格好してるんだよね、何せまだ解脱して如来になってないし」とかは知ってるんですが、そういうノリで結構詳しいことがさらりと書いてあって読みやすい。

あとしみじみ考えてしまったのが、著者が多分同学年?ということ。はー、仏像修理に携わってそして専門家として本を出して、同じ学年ももうここまできたのかーみたいな。松井とかはもう、除外の方向ですが。
クラスメイトとかと「仏像修復とかいいよねー、つか院に行かなきゃだめだべ?」とか言っていた昔が懐かしい。言うだけの人と行動できた人の差ってことか。まあ著者は大学からして文化財修復専攻らしいので、なるほどそういう学科あったのねーと今更(笑)。  

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関連書籍をがっと読んだのでまとめて。(が、数週間経ったのでもう記憶が薄れ掛けている……)

 ●城戸久枝『あの戦争から遠く離れて』

NHKで放送されていたドラマ『遥かなる絆』、偶然第1話を見て興味を持ったのですが、第2話はみごとに見逃したので書籍補完……どの図書館もかなり待たされましたが。

中国残留孤児の二世(だが完全に日本人)の著者によるルポ。娘である作者視点と伝聞を組み立てて再構築した父の物語。
ドラマでは「こりゃいい教材だー」ぐらいに皆カツゼツよく中国語をしゃべってくれとりましたが、恐らく実際はかなり鈍っているはずの田舎からお話はスタート。
残留孤児となった少年が養父母に愛されて育ち、けれどアイデンティティ確保のために残留孤児帰還の運動よりも前に、文革の最中日本へと帰国し、必死に暮らしていく姿は圧巻。
父視点、娘視点の二部構成が父の軌跡をたどる上でわかりやすかったと思う。各種ルポタージュの大賞を獲るだけあったというか、引き込まれて一気に読んでしまいました。

●『異国の父母―中国残留孤児を育てた養父母の群像』

続いて関連書籍。こちらは養父母側のルポ。
もはや高齢でほとんど生き残っていないだろう養父母の思いなど。
不思議と皆ハンで押したように同じことを言い同じことを嘆いていたのが、ある意味中国らしいと思った次第。
子供を育てたのは自分の老後のためなのに、養子は日本に帰ってしまった──とう嘆きは今の日本で普通に口にしたら「子供を道具にしている」という批判が出そうな気はするが、でも日本でだって半分はそういう思いがあるに違いない……というのはうがった見方だろうかね。現代日本は正論の影に本音を隠し潜ませていることが多く、養父母のあまりの本音っぷりに「さもありなん」と思ってしまったのでした。


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昨日、ふいに訪れた氷室冴子の訃報に未だ気持ちを引きずられています。
多分同世代の方で同じ気持ちの人多いのではないかな。
昔書いた読書記事への検索が今日になってあったりするところを見ると。

小学生の頃出逢った氷室先生──あえて先生と呼びたいのだけど──の本はわたしの人生の道標でもありました。
一冊の本に巡りあって以来、子どもながら古典文学に傾倒し、大学になったらこういうこと勉強するんだと誓い、その思いのままに日本史を専攻したのだから。漫画っ子だった自分が、推理小説以外で急激に文字に傾いたのも先生の強い影響でした。

先生の本に出会わなかったら、多分道が違ってた。
人生が変わってた。
これはわたしだけじゃなく、多くの読者がそうだったと思う。
思わず昨日は動揺のあまり大学の友達にメールを送りつけてしまったのだけど、彼女もやはり同じようにして日本史の道に来たわけで、こうやって人間同士を結びつける小さな偶然をも作り出してくれていたのだと今更ながらに思う。

版元で切れていた本が欲しくて本屋に毎日顔を出したり、雑誌買ったりした昔が懐かしい。今思えば恥ずかしい長文ファンレターを送りつけてきた子どもに、手書きメッセージをそえた返事のお葉書くれたり(送ってから3年ぐらい経ってから届いたのでびっくりして赤面した)したんですよね。お返事は今でも大切に持っています。(思えばあの葉書のイラストも煙草くわえてたなあ)
面白いと思う作家は沢山いれども、軽いタッチで書いても重厚な歴史モノを書いてもここまで才能にみちあふれている人はそうはいないと思う。今は色々と時代が変わってきているけれど、先日実家に引きこもりながら読み返した先生のエッセイはやっぱりひたすらに面白かった。

未完のお話が多くて続きが読めないのがとても悲しいけれど、色が変わってしまった本も、表紙がとれそうな文庫もこのまま保管してたまにはめくろうと思う。

ずっと自分を誤魔化してきたけれど、気づかぬふりを続けてきたけれど、もう季節は変わっていたのだろう。
それは青春の終わりとも言えるのかもしれない。
幸い両親も健在であるわたしは、過ぎた時の数え方を間違えていたんだと思う。
自分という人間をつくりあげた大きなきっかけのひとつを失って、はじめて既に肌寒い季節がやってきていたことを知ったとは情けない話なのだけれど。
終わった先にあるはずの何かをつかめぬままの自分に歯軋りをしながら、時は永遠のまま流れてゆくのです。

氷室先生の冥福を深くお祈りします。
同じ思いの沢山の同士たちとともに。

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わたしの部屋には所謂『積みゲー』『積み本』『積みDVD』がしこたまあります。
要は手に入れたけど全然手をつけてなくて早ウン年てやつです。

最初に手に入れたその瞬間に消化しないと、大抵わたしは積みにかかる。
漫画っ子なので幸い積み漫画だけはないのですが(……あ、数冊あるか。でもまだ一ヶ月弱)、後は何でも後回し何でも積みまくり、積んでいる間にどんどん新しいものを手に入れる。
図書館の本なんかも目一杯借りた挙句全く消化せずに延長したりするし。
この積み性分、どうにかならんもんか。

ということで積み本消化月間です。

まず手始めに長野まゆみの『千年王子』。
奥付を見ると2001年だとさ。この頃長野本は大抵初版で手に入れてたので積み続けること既に7年。この間2回引っ越してますが、2回持って移動してます。ホントダメ人間だな。
実際読み始めれば電車+αでせいぜい2日で終了するんだけど。

しかしまーこの本、『新世界』並みにアレだった。とても濃ゆい少年性愛な感じであった。非常にストレートでありました。
誰が誰の生まれ変わりで正しくは何が主人公にかけられた縛りであったのか、未だはっきりとしないのですが、まあそれは面倒くさいし深追いしないとして、ただ一章の過去描写だけでとりあえず満足というか「読んでよかった」ではありました。あの世界観をあの短さで、と思うと圧巻。

あと毎度思うのだけど、どの本の主人公もその他キャラクタも、名前は違えど結局同じモノなのだよね、長野本って。どんなかたちでどう表現しても、いい意味での金太郎飴というか、多分こういう少年たちを書きたいのよね。名前なんて場所なんてかたちなんて、多分その本だけの属性で、どれも似たり寄ったりずっと同じ話が各本で見た目だけ変えて続いてるんだろうな、と思わせるような。


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41巻から早何年。いや、わたしが読んでいた雑誌の掲載分から早何年経とうというのか。

『ガラスの仮面』42巻発売。

ということで、早速買って読む。



ネタバレになってもいかんので詳しくは書きませんが

ヒトコト言わせてくれ。

ヒトコトじゃないか。(笑)



結局紫織さんは自殺未遂しないのね!?

速水さんは事故らないのね!?

亜弓さんは失明しないのね!?

聖さんは、聖さんは「おやりなさい・・・」と言わないのね・・・!?



嗚呼わたしが読んだ花ゆめ掲載分は

抹殺されちまったのか。

雑誌取っておけばよかった・・・

まじ後悔。



ガラスの仮面(42)

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文庫版にて『スケバン刑事』全12巻読破。

いや〜、面白い。

というか、神恭一郎ラブ。爆



わたしはこういう

「思い合っているがギリギリのところで完璧な成就には至らない関係」

という物語が好きかも。

同時に

「でもあの後二人はあの世で幸せかも」

とか

「あのほんの数瞬の邂逅にこそ境地があるのよね、あの時って幸せだったんだよね」

とか想像の余地があるのが好きなんだな。恐らく。

『ベルばら』とか『オルフェウスの窓』とかね。ああいうのがとにかく好き。



面白いと思ったのが作者による舞台裏漫画で

実はテレビ化された『スケバン刑事』は全く納得いってなくって

返って原作から離れた『スケバン刑事 鉄仮面伝説』、つまり南野版が大好きらしいこと。

わたしもナンノ版好きだ〜。ビー球のお京のマネしまくってた。



『スケバン刑事』ってアニメにもなってたのね〜、っとぐぐってみたら

「麻宮サキ=伊倉一寿  神恭一郎=神谷明 」

とな。

『シティハンター』かい!(笑)

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酒井順子『少子 ( 著者: 酒井順子 | 出版社: 講談社 )』を読む。
少子 (講談社文庫)少子 (講談社文庫)
(2003/12)
酒井 順子

商品詳細を見る
友達から借りる予定だったんだけど本屋でみかけてついつい・・・。
いやあ、ここまで言っちゃう!? 言っちゃって大丈夫!?
て感じです。
ちょっとうちの親に言ってみたいと思ったのが
結婚するつもりないのか子を生む予定はないのかという意見に対する酒井順子の
「どうして盲腸にならんのかと言われている感じ。盲腸なんてなるからわんかわからんだろーが」
的発言がずばり!!!

内田春菊の解説も面白い。
日本の少子化は止まらんのうってほんと思った。
いや、だったら移民だって何だっていいじゃんって思うんですけどね。
まあやりすぎてドイツのような拒絶反応が出ないとも限らないが。
日本の妙な単一民族的思考(実際には単一民族じゃないのにそう思っている。もしくはそれを前提とした社会システムや法律)のせいであらゆる閉鎖性を生んでるわけだし、もー、移民でも何でも受け入れて労働力増やせばいいじゃん。
世界的には全然少子化じゃないんだものね。

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オフィスでメールをチェックしていたらルミネ新宿からのメール。

そう、わたしはルミネ新宿のパワーユーザー。

メーリングリストも取っています。

いつもの通りざっと目を通すと・・・青山ブックセンターで酒井順子のサイン会という記述。

それも、今日。



あまりベストセラーを読まないわたしですが

友達から借りた『負け犬の遠吠え ( 著者: 酒井順子 | 出版社: 講談社 )』で

「この人、言いにくいこともすぱっと言うし、言ってることが『そうそう!』と同意できる」

と感心していたところだったので、他の本は読んだことないのだけど

「これも縁だわ」

ということで行ってきましたサイン会。

枕草子remix ( 著者: 酒井順子 | 出版社: 新潮社 )

そういえば去年、同じ場所でTMN木根尚人のサイン会に遭遇したなーと思いながらお店へ。

枕草子remix』を購入し整理券を貰う。

そういえば何故かわたし英語版枕草子を持っています。何かシンガポールで買ったんですね。。。

桃尻語訳のも多分実家のどっかにあります。



勝手に『負け犬〜』の表紙の女性をイメージしてたんですが負け犬の遠吠え

あれ全然違う挿絵だったんすね。

ご本人は華奢な感じでちっちゃくって可愛い女性って感じです。

ピンクの小じゃれたスーツ着用でした。

本人にも「かわいらしいですねえ」とオヤジみたいなことを言ってきましたが

さすがにご本人はその場では謙虚に否定されておりました。

デジカメ持ってなかったので携帯で遠景です。

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