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[hiroic's various Review & Daily Memo] Hiroicによる映画・ドラマ・本・芝居・四方山などに関するれびゅー
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原作/夢枕獏
脚本/桜田信介
演出/松本きょうじ
ReviewWriteDate:2002/3/8
LastUpdate:2002/3/8

Cast:
児玉信夫(安倍晴明)
浦一弘(源博雅)/中村音子(瀧夜叉姫)
大駱駝艦:小林裕子・田村一行・畠山央之・塩谷智司(魑魅魍魎)
桜月流美剣道:松木史雄(右近/秀郷)・石綱寛(左近)・尾川止則(平将門)・佐々木祐一郎・小倉将公・伊藤孔一
小山亜由子(ととき/桔梗)/佐野大樹(義利)
2002/2/8~17 @東京芸術劇場小ホール1

Date:
2002/2/12 19:30
2002/2/16 14:00
2002/2/16 18:00

Note:
KOtoDAMA企画による陰陽師第2弾



ヒトコトReview:

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助太刀2チームに支えられた堂々の第二章

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前回は超クソミソにけなしてしまったKOtoDAMA企画の陰陽師。
何をトチ狂ったか8回も行ってしまいましたが、あれは事前にチケット取っちゃったからであって、事前に1回見ていたら半分ぐらいでもよかったような・・・笑
しかしあの何とも低予算な感じが面白いと言ってくれた友達もいたし(失礼)、浦さんの博雅もよかったので、全然ダメってわけでもなかったですが、1本の芝居としてはなんともすっからかんな感じが否めませんでした。
(うわー、レビューではここまで書かなかったのに 笑)

で、陰陽師の第2弾。
今回は友達との兼ね合いで計3回。これでも多いんじゃないかなーと思っていったのですが、思いがけず、今回はちゃんとお芝居になっていました。(ますますヒドイな 笑)

ますます『KOtoDAMA夢枕獏企画』になりつつあるKOtoDAMA企画ですが、さて中身は──。


■存在感たっぷり! の客演陣

と言っても、児玉さん以外はゲストななろうから全員客演か?
正確に言うと『大駱駝艦』と『桜月流美剣道』がすごかった。
この2チームがいなかったら「おもしろいじゃん」って思ったわたしの感想は7割減だったと思う。

『大駱駝艦』は超不気味だし、ほとんど2列目~3列目の席だったわたしは目のやり場に困った。
友達は視界に入らないようにしていたらしい。
わたしはその気持ち悪さが半分心地よかったですが。
一人女性がいましたよね? うーん。
でも自分の家族が『大駱駝艦』に入りたいと言ったら、全力で、止めます。(笑)

『桜月流美剣道』の人たちのうち、右近&左近役の人たちは台詞が早すぎて聞き取るのに疲れた・・・時代背景やら今の設定だの一気にしゃべるのに、早口だなんて。
みんながみんな時代がかた台詞や設定を一回で理解できるわけじゃないでしょうに。
(例えば早口で言われたら「ホクト」=「北斗」みたいな漢字変換も脳内でうまくできなくなってしまうわけです)
鬼になってからは、結構よかったけど、1人入れ替わっているのね?
前回の陰陽師で鬼をやっていた石井さんと同じ動き。振り付けで参加しているので、伝授されたのでしょうか? この鬼の動きは、結構、好き。
将門役の人はわりと好み。
しかし桔梗の兄役はやはり聞き取れず。


■児玉さんお友達軍団

恐らくゲスト2チーム以外はこのカテゴリかな?

前回から引き続き出演の浦さんと佐野くん!
はーやーくーち!!!!
早口です。早すぎてわたしの耳は一切ついてゆけません。
何度もアンケートに書きましたが、直らなかった。楽にはマシになっていたのだろうか?

中村音子さん、『SANCTUARY』に比べてなんて進歩!
今回の主役は音子さんですね。
背が高くてカッコイイし。
今の音子さんとで『SANCTUARY』の再演をして欲しいです。
将門に取り付かれている時、瀧姫の時、といい感じでガラリとかわっていました。
尼さんの時はちゃんと化粧が薄くなっていて、「楽屋で洗顔までしてんのか?」と驚きましたがどうなんでしょう。

桔梗及びととき役の小山亜由子さん。
とときの時の方が可愛いよね、何故?
言われるまで同一人物だとは気付かなかったぐらい顔が違う。
なんつーか、桔梗の時って幸薄そうな感じなんで。衣装が貧相だからだろうか?
やはり舞はイマイチ。前回の竹内順子さんが好きだったのでますます。
同じ式神じゃないので仕方ないかもしれませんが。


■最後に児玉晴明と今回のお芝居全体について

で、ここで初めてお芝居全体に振れますが──
前回は1時間半に2本のお話。ショートエッセイ2本読みましたっていう感じだったのが今回は1時間半で1つのお話。なんで、まとまった感はありました。

場面展開も緩急があって、目を引くし(まあ、引くのは大駱駝艦や桜月流美剣道の鬼だったり、音子さんだったりもするのだが)、現在過去未来の移ろいもあまり無理がない。
(これが小説だったら、ちょっとやりすぎ感はありますが、舞台だからよいでしょう)
ストーリーそのものは超オーソドックスな将門モノだったのですが、まあ、丁寧に描いている──という感じかな。

晴明が瀧姫に教えてあげた『狐の窓』というキーワードが、全体にうまく効いていて、忘れた過去もこれから続く未来も、ちゃんと一本の線に見える。
こういうのをエピソードというのであって、ライフの演出家もこういうのを見習ってほしいわ。だらだら原作通りのシーン連ねるんじゃなくって、効果的なエピソードで連ねれば、伝えたいイメージは伝わるのだから──。

しかしまあ、ラストでいきなり不死を全面に出されても(もちろんオープニングでちょこっと尼さんが話すわけではありますが)、いきなり感は拭えないかなあ。
鬼とアクションで責めてきたのに急に情緒性持ち出されてもって感じで。
晴明と瀧姫の恋──ていうんで、ふたりで掛け合い台詞をするんだけど、一夜の契りを──って声を合わせられると、なんだか、恥ずかしい。
20年前でも十分大人だったんだろうけど、万年子供体型な児玉晴明だとちょっと違和感。
あとラストのあの歌たちは──いったい。
いくらなんでも、異邦人とか浜崎あゆみとかは、どうかと思うよ?

さて肝心の児玉晴明ですが、前回のおっそろしげな声の高さは、多分、なかった。
何分もう昔のことなのではっきりあの声を覚えているわけじゃないんだけどね。
今回は晴明の恋、という裏テーマがあるので、じっくりたっぷりって感じ。
呪詛返しを受けてよろめく晴明、うーん、上手い!
やはり安定した技術力(一応誉めている)。


■第一回のビデオ・・・・

実は、ちゃんと予約して買いました。
が、まだ暇がなくて見ていません。愛が足りないからでしょうか。(笑)
すでにビデオを見た好香さんは、あまりの児玉晴明の声の高さに久しぶりに驚いたとかで、とりあえずテープを封印したとか。(笑)
時間を見つけて見るつもりではありますが。
さてビデオを予約すると会場で予約特典と一緒に受け渡しでした。
その予約特典──この、写真の品です。
迷いましたが、食べました。

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