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[hiroic's various Review & Daily Memo] Hiroicによる映画・ドラマ・本・芝居・四方山などに関するれびゅー
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帝劇『エリザベート』行ってきました。
再再再演になります。
今回は大幅にキャスト交代、演出大変更、歌も追加、セットも全然違います。


■新生エリザ

さて、各所で話題になっている演出から。
まず一番大きな変化といえば『お盆がなくなった』です。
帝劇といえばの回り盆がなくなって普通の劇場みたいな演出。
なんでセットを変更するのがのっそりのっそりで、舞台を止めてしまう。
何でお盆やめちゃったの? あの動きがあるめまぐるしい場面転換が大好きだったのに。

次に目玉?が噂の『電光掲示板』。
事前にちょっと聞いてましたよ、確かに。
でも「こういう意味だとは思わなかった・・・・・・・・」て感じです。
普通電光掲示板っていうと、文字が動くようなイメージありません?
例えば外国からの公演で対訳を電光掲示板で流す、みたいな。
でも今回の電光掲示板は違います。
何と表現したらいいんでしょう・・・・緞帳(どんちょう)が電光掲示板だって思えばいいんでしょうか。
もちろん普通の緞帳はあるので、緞帳じゃないんだけど、緞帳サイズで緞帳と同じ動きをする電光掲示板。
そして要所要所の風景を電光掲示板の電気で表現・・・。
例えばバートイシュル(フランツとの見合い場所)の景色だとか、ハインリッヒ・ハイネの像とか。
所謂書割?にあたるものです。
で、一番変なのが全開までは舞台上では見えなかった
『エリザベートがブランコをしていて落っこちて死に掛ける』
というブランコシーンがなんと電光掲示板で・・・・・・・。
うまく表現できません。

オープニングからもう演出は全然違います。
関係者が棺おけから出てくるしエリザベートも棺おけから出てくる。
死者たちはおんぼろの洋服着用。。。小汚いっす。

トートはすんごい羽つけたゴンドラから登場。(笑いを堪えるのが大変)
前みたいにトートダンサーに神輿のように運ばれなかったのは残念。

歌・シーンもいくつか追加になりました。
チビ・ルドルフが「ママに会いたいんだ」と祖母ゾフィー皇后に嘆願する曲。(『ママ、何処なの?』)
フランツ・ヨーゼフが母ゾフィー皇后に抗議をし、その後ゾフィーがソロを歌って死ぬ曲。(『ゾフィーの死』)
「踊るときは自分で選ぶ」とトートに言い放つエリザベートと受けてたつトートのデュエット(?)。(『私が踊る時』)

既存の歌詞も変わっているところがありました。
『あなたが側にいれば』は以前はもっと「自由があれば結婚するわ」とエリザベートが断った上で結婚しようとするのに対し
今回はもっと先に結婚しましょう! が来て、その次に自由があれば・・・となるイメージ。

トートダンサーは最初に出てきて気持ち悪い踊りは踊りません。
今回は皆さん地毛を金髪に染めているようで、人によっては根元が黒くなっておりました。
早く染めに行きましょう。
しかしですね、トートダンサーについては大変感心致しました。
実は今回すごいいい席でしてね、とりあえずオペラグラスなんて絶対必要ない、表情ばっちり、動く音もばっちりって感じだったのですよ。
で、トートダンサー。
すごいよ奴らは。あんなに激しく踊っても足音立てないんだよ!
とびはねてても、ほとんど無音。ダンスの技術にかかってますね、これ。
ちなみにトート&ルドルフは結構バタバタ言ってました。笑

チビルドルフ君の地球儀シーンがなくなり
代わりに本がいっぱい積まれた部屋のセットになりました。
地球儀から落ちたら大変でしょ! とチビスターのママが抗議でもしたんでしょうか。
これはちょっと残念でした。

ラストもやはり演出が違いました。
前は何となくエリザとトートの恋愛っぽい雰囲気がありましたが
単純に死んだだけっていう感じ。
キスはしたけど、トートが触れることで本当に死んだっていうことを表現するぐらいの感じで
今回のエリザベートは特に恋愛恋愛した感じがないです。
自立した女? の話? よくわかりませんが、あんないい旦那に対してひどいっすよエリザ!
その放浪の旅の費用は誰が出してると思ってるんですか! 笑


■パク・トンハ@ルドルフ素敵!

本日は祐一郎日ですが、わたしの一番のメインは
「パク・トンハ(朴東河)ルドルフ、ステキ!」
のヒトコトです。
パク・トンハさんとは、NHKハングル講座でハングルカフェ・マスターをしている韓国人ミュージカル俳優。
ことあるごとに「マスター素敵」と書いてきたわたしですがついに実物を拝むことができました。
マスターがエリザに出演すると知って、「絶対みたい!」とこの日のチケットをお願いしたのですから何つったってメイン。

日本語は来日3年とは思えないすばらしさですが、発音はユンソナ何かと同じ韓国風なマスター。
歌ばかりのミュージカルだから大丈夫だろうと思いつつも、発音は不安でした。が。
最初のヒトコトめ「おはようございます」の発音が訛ってしまった(ドキドキしたぜ)以外は発音はOK!
歌もハングル講座内で披露したときと違う声域で、意外にも若き皇太子のイメージにはまっていました。
井上君風の声域。そういう譜面なのかもしれません。
もう1人のルドルフ浦井君はもっと井上君そっくりらしいです。
井上君はクリスタルボイス系ですが、正直抑揚に欠けるので毎回聞いていると飽きてくるのですが
トンハルドは、もっと熱血風なので、好みです。
いやん、やっぱ素敵やん。。。。

終始「失敗するなー、がんばれー、よーし、おっけー、次は、よーし今度もおっけー」
みたいな見方をしていたので、登場から死ぬまでの約20分、見てるわたしが死にそうでした。
手に汗握る。心拍数増加。

エリザに出てから次の舞台次の舞台とうまく仕事が来る人が多いですから
トンハマスターの今後の活躍が楽しみ。てか、見に行くよう。
東宝芸能所属になったからきっと今後も大丈夫でしょう。
NHKハングル講座も引き続き見るつもりです。
(でもヒトコトも覚えてないんですね、講座の内容は・・・ははは)

そうそう、ルドルフとトートに関する演出もかなり変わっていました。
死ぬ前に何故かあのブルーの服を脱がされ、白いシャツ姿になります。
前は『マイヤーリンク』の曲の最中に銃を渡されあれよあれよと死んでしまいましたが
今回は銃を渡され、逡巡しつつも静かな中自ら引き金を引く・・・という見せ場に変わっていました。
『闇が広がる』のところの振りも変わっていました。正直振りは前のが好きです。
しかしほんと『闇が広がる』は素晴らしかった! 大好きな曲だからなおさらです。鳥肌でした。


■やっぱりデカイ、祐一郎。

前の席で見るとなおさらにデカイ祐一郎
のっそりのっそり動いております。
でもまあ、もう四捨五入したら50歳。
何となく見た目が若いから皆忘れがちだけど50歳にはやっぱハードなのかもしれん。
自分の会社の50歳を思い浮かべ、それから祐一郎を思い浮かべ。
無理したらあかんよ、身体が資本だよ、と言いたくなるわたし。

しかしまあ、笑っちゃうぐらい『最後のダンス』とか悪目立ち、大目立ち、オレのステージ!て感じでした。
思わず自分も大声で歌いたくなっちゃったよ。
そこで遠慮して他と調和を取ったらもうあなたじゃない。笑
がんがれ!


■石川禅フランツ

素敵でしたよ、禅フランツ。お上品で、育ちよさそうで。
歌も上手いし、鈴木フランツとは別の味で。
年取ったときの感じとか秀逸。

参考:■エリザベート再再演 驚きのNHKハングルカフェマスター パク・トンハさん登場!
参考:■爽やか過ぎる ハングルカフェマスター、パク・トンハ

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無題
もういいや…。<br />
と思っていたのですが、観たくなりました!<br />
ずい分色々変わったみたいですね。<br />
ハングル語講座見てる友人誘ってみよ。ってチケットあるのかな(笑)。
のん 2004/03/22(Mon)01:29:08 編集
無題
と、思うぐらい演出が違います。<br />
キャストも結構違うので、そういう意味で楽しめるかも、ですよ。
れす 2004/03/22(Mon)01:59:28 編集
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