韓国へ行く！～帰国編～

帰国のための集合は夜の10時。
そっから免税店に連れてゆかれ0時ぐらいに仁川空港へ。
結局夜の仁川空港しか見れなかったなあ。
ユジンごっことかしたかったのに(笑)時間もないし。
またもやチャーター便の客しかいないなか搭乗手続きも1時間待ちの勢いでヘタレタ。
さすがにそろそろ眠くなってくるわけです。

飛行機の離陸は未明3時ぐらい。
2時ぐらいにようやく出国手続きをすませ、中へ。
いっくらなんでも店なんて開いてなかろーと思っていたら、開いてましたよ。食堂に免税店。やる気あるなー。

ということで残りわずか各自1200W程度で水を買い、余っていたパンを食堂で頂く。
と、連れが興奮して声をかけてくる。
「あの彼、すごいよ！」
振り向くとそこには食堂でひとり、会計をし、メニュー案内をし、調理をし、皿を洗い、食器を片付けるって……て、おい！　全部ひとりかい！？　という眼鏡っ子青年が奮闘していたのです。

「彼ってば、私が間違えて日本円の100円出したのにきっちり対応してくれたし、全部、全部ひとりでやってるんだよ」
それからしばし、連れとワタシのハートはすべて深夜の空港でひとりシフトで頑張る韓国眼鏡っ子青年に奪われてしまうことに。

何せJALチャーター便の客約300人をたった一人で対応してるんである。
全員が食堂に来るわけじゃないけど、何かわけわかんないこと聞いて去る客や外貨を気づかず出す客まで相手にしつつ、てきぱきと調理をこなす。
「あ、麺茹でてる！」とか「あ、ご飯盛ってる！」とか何となく見えるんだけど、お客さんが現れるとぱっとカウンター前に移動するし、お客さんが帰ると多分カムサハムニダーとか言いながら頭をペコリと下げる。
つか、か　わ　い　い　！
ああいう青年、きっと日本ではどこを探してもいない。
何て希少、何て愛らしい。
徴兵があるってのもこういう青年を育てる素地なんだろうなあ。

段々と出立の刻限が近づき席を立つ我々。嗚呼後ろ髪ってやつだ。
最後に深夜空港の可愛い彼をじっくり見つめながら立ち去る──と、すぐ曲がったところの売店で驚く光景を目にする。
そこは煙草やら何やらを売っているプチ売店だったのだが……なんと、２人シフトでやってるんである！
息を飲む我々。
だってさ、だってさ、何で眼鏡っ子青年がひとりでお会計も接客も調理も配膳も洗物もやってるってのに、たかが売店で２人シフト！
どっちかひとり、眼鏡っ子青年を助けてやれよ！！！

……興奮してしまいました。
ええ、深夜の仁川空港でOver30の女子が二人、大興奮でした。

飛行機は3時過ぎに空港を旅立ち、1時間45分のフライトで羽田へ。
入国審査やら荷物回収やらあれこれやって浜松町に着いたのが6時過ぎ。帰宅したのが7時過ぎ。そっから風呂入ってベッドに入ったのが朝8時。めちゃ強行軍。
んでももちろん、有給取ってるから夕方まで眠るのだ。

しっかし、あれこれ盛りだくさん、楽しい韓国旅行でした！
ありがとね、オンニ！
（つってもここは見てないはず……検索で見つかったらどうしよう、ドキドキ）