この本、大学生ぐらいの時に読んで大爆笑した記憶があるんですが
それからウン年。もっとリアルな意味で苦笑できる年齢になってしまったわたしです。
■爆笑も苦笑もありの母娘(ハハコ)像。
とにかく思い込みと固定観念と突飛な行動が面白い氷室冴子の母。
突飛ながらも気が弱く、他人まかせなところもあるこの母親像が、うちの母親とよく似ています。
サークル内政治のために延々電話で誰かの悪口を言ってたり
相続闘争で兄(わたしの伯父)と絶縁騒ぎになるほどことを荒立てたり。自分でやっときながら号泣したり。
昔っからうちの母親ってサザエさんに似てると思ってたし。てか、サザエさんキライなんだが。笑
やはり一番ウケルのが娘(氷室冴子)の実名を出して娘の結婚相談をテレビでしちゃうところでしょう!
うちの親はそこまではしないが、延々と訴えてくる内容はひじょーに似ている。笑
わたしの場合、氷室冴子のような経済基盤がないのがイタイのだが。
空港のトイレで嗚咽して
『つまり、つまりお母さんはぜんぜん、あたしを認めてなかったのね。
大学出てからこっち、十年以上のあたしの人生はいいがなかったと。そういうことなのねーっ』
て思うくだりなんて、もう、他人事とは思えませんな。近いことありましたよほんと。
ああ、親にとってはわたしの人生常に空っぽ意味無しなのね。結婚してないという一点で、みたいな。。。
娘からの絶縁状への返事の手紙の文章もまた、縷々としてある意味情感に溢れ笑っちゃう面白さ。
嗚呼確かに蜻蛉日記ですなー。みたいな。
■先達の足跡
実はこれ、図書館で借りた本なのだけど、ところどころに鉛筆による「」(カギカッコ)でチェックが入っている。
それが結構笑えるところにかかってて
『お母さんはね、あたしを心配してるんじゃないの。
心配している自分の気持ちを、わからせようとして、こういうことするの。』
とか
『見合い、結婚、出産関係の話題を口にしてはいけない……という、これまでの彼女の人生で、
ほとんど初めてといっていい禁欲をかかえこんだ母は』
とか。
前借りた人が心のメモ書きとしてペンを入れちゃったのか、はたまたこれでレポートでも書いたのか(ありえねぇ)
よくわかりませんが、他人が注目している箇所をもう一度さらうってのは、別視点で本が読めて面白い。
先達はあらまほしきことなり、ですね。笑
■今は何する人ぞ・・・
氷室冴子が本を出さなくなって下手したら10年ぐらい経っているかもしれない。
何となく、結婚して子育てとかしてんじゃないかと思ったりするのだがどうなのでしょう。
したらまた母娘の怒涛の闘いが待っていそうで、ちょっと想像するだけで面白いですが。
彼女はわたしの小学生・中学生時代のスーパーヒーロー。
小学生時分にくだらない、今思えば赤面必至な内容のファンレターを送ったことがあるのですが
3年後ぐらいにひょっこり返事が来てすごいびっくりした記憶があります。
嬉しいやら、呆れるやら。笑 小学六年生が中3になっとりますよー、もう、みたいな。
なんて丁寧な方なんだろうって子供ながらに思った記憶があります。
あんなどーしょーもない手紙(それも長文。当時から筆まめ)をちゃんと読んで、
通りいぺんとうでない返答をくれるなんて、すごい『大人』だと思います。
今は書ける環境じゃないのかもしれないけど、未完の本とか、気になるからいつの日か絶対復活してほしい・・・と
切に願うのでありました。
それからウン年。もっとリアルな意味で苦笑できる年齢になってしまったわたしです。
![]() | 冴子の母娘草 (集英社文庫) (1996/06) 氷室 冴子 商品詳細を見る |
■爆笑も苦笑もありの母娘(ハハコ)像。
とにかく思い込みと固定観念と突飛な行動が面白い氷室冴子の母。
突飛ながらも気が弱く、他人まかせなところもあるこの母親像が、うちの母親とよく似ています。
サークル内政治のために延々電話で誰かの悪口を言ってたり
相続闘争で兄(わたしの伯父)と絶縁騒ぎになるほどことを荒立てたり。自分でやっときながら号泣したり。
昔っからうちの母親ってサザエさんに似てると思ってたし。てか、サザエさんキライなんだが。笑
やはり一番ウケルのが娘(氷室冴子)の実名を出して娘の結婚相談をテレビでしちゃうところでしょう!
うちの親はそこまではしないが、延々と訴えてくる内容はひじょーに似ている。笑
わたしの場合、氷室冴子のような経済基盤がないのがイタイのだが。
空港のトイレで嗚咽して
『つまり、つまりお母さんはぜんぜん、あたしを認めてなかったのね。
大学出てからこっち、十年以上のあたしの人生はいいがなかったと。そういうことなのねーっ』
て思うくだりなんて、もう、他人事とは思えませんな。近いことありましたよほんと。
ああ、親にとってはわたしの人生常に空っぽ意味無しなのね。結婚してないという一点で、みたいな。。。
娘からの絶縁状への返事の手紙の文章もまた、縷々としてある意味情感に溢れ笑っちゃう面白さ。
嗚呼確かに蜻蛉日記ですなー。みたいな。
■先達の足跡
実はこれ、図書館で借りた本なのだけど、ところどころに鉛筆による「」(カギカッコ)でチェックが入っている。
それが結構笑えるところにかかってて
『お母さんはね、あたしを心配してるんじゃないの。
心配している自分の気持ちを、わからせようとして、こういうことするの。』
とか
『見合い、結婚、出産関係の話題を口にしてはいけない……という、これまでの彼女の人生で、
ほとんど初めてといっていい禁欲をかかえこんだ母は』
とか。
前借りた人が心のメモ書きとしてペンを入れちゃったのか、はたまたこれでレポートでも書いたのか(ありえねぇ)
よくわかりませんが、他人が注目している箇所をもう一度さらうってのは、別視点で本が読めて面白い。
先達はあらまほしきことなり、ですね。笑
■今は何する人ぞ・・・
氷室冴子が本を出さなくなって下手したら10年ぐらい経っているかもしれない。
何となく、結婚して子育てとかしてんじゃないかと思ったりするのだがどうなのでしょう。
したらまた母娘の怒涛の闘いが待っていそうで、ちょっと想像するだけで面白いですが。
彼女はわたしの小学生・中学生時代のスーパーヒーロー。
小学生時分にくだらない、今思えば赤面必至な内容のファンレターを送ったことがあるのですが
3年後ぐらいにひょっこり返事が来てすごいびっくりした記憶があります。
嬉しいやら、呆れるやら。笑 小学六年生が中3になっとりますよー、もう、みたいな。
なんて丁寧な方なんだろうって子供ながらに思った記憶があります。
あんなどーしょーもない手紙(それも長文。当時から筆まめ)をちゃんと読んで、
通りいぺんとうでない返答をくれるなんて、すごい『大人』だと思います。
今は書ける環境じゃないのかもしれないけど、未完の本とか、気になるからいつの日か絶対復活してほしい・・・と
切に願うのでありました。
PR
Comment
コメントの修正にはpasswordが必要です。任意の英数字を入力して下さい。
カレンダー
03 | 2025/04 | 05 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | ||
6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 |
13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 | 19 |
20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 | 26 |
27 | 28 | 29 | 30 |
カテゴリー
最新CM
[03/19 秘書アズアズ]
[01/06 通りすがり]
[01/05 Hiroic]
[01/05 通りすがり]
[11/26 Hiroic]
最新記事
(11/16)
(11/07)
(11/01)
(10/26)
(10/26)
(09/11)
(07/06)
(06/29)
(02/17)
(02/17)
(02/17)
(06/24)
(05/28)
(04/20)
(04/01)
(01/08)
(10/11)
(08/29)
(08/24)
(07/30)
最新TB
ブログ内検索
アーカイブ
最古記事
(07/11)
(07/11)
(07/17)
(07/17)
(07/20)
(07/20)
(08/08)
(08/15)
(08/15)
(08/19)
(08/20)
(08/26)
(08/26)
(09/04)
(09/30)
(10/01)
(10/01)
(10/01)
(10/01)
(10/07)
忍者アナライズ
リンク
プロフィール
HN:
ひろいっく
性別:
非公開