原作/夢枕獏
脚本/佃典彦(劇団B級遊撃隊)
演出/寺十吾(tsumazuki no ishi)
ReviewWriteDate:2001/6/19
LastUpdate:2001/6/19
Cast:
児玉信夫(カザフの少年)/石橋祐(カール)/小林勝也<文学座>(アルベルト)
東京ひつじ:
中島啓文/佐野大樹/橋本弥寿子/宇都宮充子/若宮広和/橋本哲男/梶原未裕/津田益宏/村上祥子/新川夏美/前田桜子/朝日春花/服部拓哉/松浦栄子
2001/6/2~2001/6/6 @スペースゼロ
Date:
2001/6/2 19:00 A9
Note:
KOtoDAMA企画第2回公演
Story:
アメリカから自由な逃避行を続けるアルベルトは、実はもう死んだことになっている老物理学者。
わがまま放題のアルベルトにつきそうのは、病院の手先のはずのカール。
彼らがカザフスタンの大地で出逢ったのは、羊飼いの少年と羊たちだった。
ヒトコトReview:
--------------------------------------------------------------------------------
ゆっくりと一緒に癒されましょう
--------------------------------------------------------------------------------
癒し系って言葉が流行っているわけだから、もしかしてこのお芝居も今年がタイムリーなのやも。
と、のんびり構えていたらあっと言う間に観劇日から時が過ぎ、すでに忘れかけている気がする感想。
端的に言うと好きなタイプのお話で羊は超キュートだし、キャストもよかったんで好印象! なんですが
「変なモン見せるな~」という怒りのエネルギーだとか
「もう、最高だようううう」という感謝感激の嵐だとか
ぐるぐる回るほどの何かがないと、感想書くパワーがわかないんですよねえ。(言い訳)
■のんびりと哲学する
というわけで、行って参りましたKOtoDAMA企画第二弾。
前回の『陰陽師』では主宰者よりも浦さんの博雅に注目状態だったわたしですが
今回は──羊ちゃんに注目。(笑)
着ぐるみ、超キューーート!!!
子どもたちがお芝居するのが楽しくてしかたないって感じで飛び回っているからもうかわいすぎ。
子供使うの反則だよな~。
あの羊ちゃんだけで勝負は決まったって感じ。負けたわ負けたわ。
陰陽師に引き続き出演の佐野君羊もかわいい!
羊だって演技してます。
お話はすごく哲学的な、ある意味童話的なお話。
脳を使いながら、そうかーと一緒に考えたりもする。
派手? なアクションが妙に浮いていた感の拭えない前作に比べたらすごく素直に作っているし気負いがない。
空があって羊がいて、今だけ少年のはずの少年がいて。
カザフかどうかは見ててわかんないですが、のんびりした空気。
1時間半ほどの舞台、ゆったりのんびり、楽しむことができました。
いいよね、こういうの。
■各キャストについて
キャストについて──と言っても羊を除くと三人しかいないんだけど。(笑)
まずは少年、児玉さん。
気になったのはあの妙~な帽子だなあ。
頭怪我してるのかと思ったよ。包帯押さえているネットに見えたから。
(これは個人的にバックグラウンドがあっての感想だからなんとも・・・・)
さすがにいい年なので少年に見えるかって言われると絶対少年じゃないんですが
(少年を演じている大人ではあります。巧妙にね)
好感は持てる感じ。
しっかし最前列だったせいか、お肌の荒れが気になりました。
少年じゃないよねーって思う原因はそれだったりもして。ドーラン、塗りたくってないからだけどさ。
たまおさん、わたしと一緒にSK-Ⅱピテラしましょう。(でも高くて買えない)
でもまあ、作品のこと好きなんだなーっていうのが素直に伝わってきてよかたったです。
『SANCTUARY』で「こいつ噛み噛みだぜ」て思った石橋さん。やっぱ噛んでました。
これはもうこの人の個性なのね。
いや、役者が噛むのがいいってわけじゃないんだけど、しゃーないんでしょう。
(某劇団主宰は許さないけどね)
汗いっぱいかきながらの熱演。『SANCTUARY』より全然はまってました。
皮肉っぽくありながらもお人好しな感じがよかったです。
はじめキャスティングされていた浦さんがおめでたい理由で引退? されてしまって非常に悲しかったのですが、
カールに関しては石橋さんのがハマル感がありました。
『SANCTUARY』、多分役が嫌いだったんだね。
はじめはちょっと入り込みにくかった小林さん。
(脱いだらあんた、死にそうな老人じゃないでしょ・・・)
でも実は一番好きかも。
ひとこと、ひとこと、大人の愛がありますねえ。
いいもん見せていただきました。
などなど、全体的にほんわかした、ぼーっとした、そんな感想しか自分の中に生まれてきません。
このお芝居はこんな感じ方でいいんじゃないかなーと思いつつ。
■余談ですが・・・
余談なのですが、終演後後ろの席から聞こえてきた会話に、わたしは己の耳を疑いました。
二人連れの片方がもう一人に向かって「アインシュタインとは」って説明してるんですよ。
ええええええーーーてな具合に、固まりました。
いや、相対性理論を説明しろって言われてもできませんけどわたし、でも舞台に現れた時から普通アインシュタインを模している(またはそのもの)ぐらい、常識的にわかりますよねー?
で、ラストにちゃんと明かしてなお、アインシュタインを『知らない』わけだ……。
いやはや、これが世代の差? とか勝手に感じてしまいました。
ああきっと今の子供たちは光GENJIとか知らないんだよな、みたいな。
(いや、次元が違うのはわかっていますけどね)
脚本/佃典彦(劇団B級遊撃隊)
演出/寺十吾(tsumazuki no ishi)
ReviewWriteDate:2001/6/19
LastUpdate:2001/6/19
Cast:
児玉信夫(カザフの少年)/石橋祐(カール)/小林勝也<文学座>(アルベルト)
東京ひつじ:
中島啓文/佐野大樹/橋本弥寿子/宇都宮充子/若宮広和/橋本哲男/梶原未裕/津田益宏/村上祥子/新川夏美/前田桜子/朝日春花/服部拓哉/松浦栄子
2001/6/2~2001/6/6 @スペースゼロ
Date:
2001/6/2 19:00 A9
Note:
KOtoDAMA企画第2回公演
Story:
アメリカから自由な逃避行を続けるアルベルトは、実はもう死んだことになっている老物理学者。
わがまま放題のアルベルトにつきそうのは、病院の手先のはずのカール。
彼らがカザフスタンの大地で出逢ったのは、羊飼いの少年と羊たちだった。
ヒトコトReview:
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ゆっくりと一緒に癒されましょう
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癒し系って言葉が流行っているわけだから、もしかしてこのお芝居も今年がタイムリーなのやも。
と、のんびり構えていたらあっと言う間に観劇日から時が過ぎ、すでに忘れかけている気がする感想。
端的に言うと好きなタイプのお話で羊は超キュートだし、キャストもよかったんで好印象! なんですが
「変なモン見せるな~」という怒りのエネルギーだとか
「もう、最高だようううう」という感謝感激の嵐だとか
ぐるぐる回るほどの何かがないと、感想書くパワーがわかないんですよねえ。(言い訳)
■のんびりと哲学する
というわけで、行って参りましたKOtoDAMA企画第二弾。
前回の『陰陽師』では主宰者よりも浦さんの博雅に注目状態だったわたしですが
今回は──羊ちゃんに注目。(笑)
着ぐるみ、超キューーート!!!
子どもたちがお芝居するのが楽しくてしかたないって感じで飛び回っているからもうかわいすぎ。
子供使うの反則だよな~。
あの羊ちゃんだけで勝負は決まったって感じ。負けたわ負けたわ。
陰陽師に引き続き出演の佐野君羊もかわいい!
羊だって演技してます。
お話はすごく哲学的な、ある意味童話的なお話。
脳を使いながら、そうかーと一緒に考えたりもする。
派手? なアクションが妙に浮いていた感の拭えない前作に比べたらすごく素直に作っているし気負いがない。
空があって羊がいて、今だけ少年のはずの少年がいて。
カザフかどうかは見ててわかんないですが、のんびりした空気。
1時間半ほどの舞台、ゆったりのんびり、楽しむことができました。
いいよね、こういうの。
■各キャストについて
キャストについて──と言っても羊を除くと三人しかいないんだけど。(笑)
まずは少年、児玉さん。
気になったのはあの妙~な帽子だなあ。
頭怪我してるのかと思ったよ。包帯押さえているネットに見えたから。
(これは個人的にバックグラウンドがあっての感想だからなんとも・・・・)
さすがにいい年なので少年に見えるかって言われると絶対少年じゃないんですが
(少年を演じている大人ではあります。巧妙にね)
好感は持てる感じ。
しっかし最前列だったせいか、お肌の荒れが気になりました。
少年じゃないよねーって思う原因はそれだったりもして。ドーラン、塗りたくってないからだけどさ。
たまおさん、わたしと一緒にSK-Ⅱピテラしましょう。(でも高くて買えない)
でもまあ、作品のこと好きなんだなーっていうのが素直に伝わってきてよかたったです。
『SANCTUARY』で「こいつ噛み噛みだぜ」て思った石橋さん。やっぱ噛んでました。
これはもうこの人の個性なのね。
いや、役者が噛むのがいいってわけじゃないんだけど、しゃーないんでしょう。
(某劇団主宰は許さないけどね)
汗いっぱいかきながらの熱演。『SANCTUARY』より全然はまってました。
皮肉っぽくありながらもお人好しな感じがよかったです。
はじめキャスティングされていた浦さんがおめでたい理由で引退? されてしまって非常に悲しかったのですが、
カールに関しては石橋さんのがハマル感がありました。
『SANCTUARY』、多分役が嫌いだったんだね。
はじめはちょっと入り込みにくかった小林さん。
(脱いだらあんた、死にそうな老人じゃないでしょ・・・)
でも実は一番好きかも。
ひとこと、ひとこと、大人の愛がありますねえ。
いいもん見せていただきました。
などなど、全体的にほんわかした、ぼーっとした、そんな感想しか自分の中に生まれてきません。
このお芝居はこんな感じ方でいいんじゃないかなーと思いつつ。
■余談ですが・・・
余談なのですが、終演後後ろの席から聞こえてきた会話に、わたしは己の耳を疑いました。
二人連れの片方がもう一人に向かって「アインシュタインとは」って説明してるんですよ。
ええええええーーーてな具合に、固まりました。
いや、相対性理論を説明しろって言われてもできませんけどわたし、でも舞台に現れた時から普通アインシュタインを模している(またはそのもの)ぐらい、常識的にわかりますよねー?
で、ラストにちゃんと明かしてなお、アインシュタインを『知らない』わけだ……。
いやはや、これが世代の差? とか勝手に感じてしまいました。
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