作/テネシー・ウィリアムズ
翻訳/鳴海四郎
演出/栗山民也
ReviewWriteDate:2000/11/5
LastUpdate:2000/11/7
Cast:
樋口可南子(ブランチ・デュボア)/内野聖陽(スタンレー・コワルスキ)
七瀬なつみ(ステラ・コワルスキ)/永島敏行(ハロルド・ミッチェル)
梅沢昌代(ユニス・ハベル)/中嶋しゅう(スチーブ・ハベル)/金沢映子(メキシコ女)/金子由之(パブロ・ゴンザレス)/シャンディ・圭(黒人女)/篠原正志(集金人の青年)/黒木里美(看護婦)/可知靖之(医師)
2000/10/20~11/11 @新国立劇場中劇場
Date:
2000/11/2 19:00 1F20列33番
Note:
テネシー・ウィリアムズの名作の舞台化。ほぼ同時期に栗原小巻がライフワークであるブランチを演じている。樋口可南子は初ブランチ。
Story:
ニューオリンズのフレンチ・クォーター、貧しいが、生命力に満ちた魅力のある一角。「欲望」という電車に乗り「墓場」という電車に乗り換え、「極楽」で降りて、ブランチ・デュボアは、妹のステラ・コワルスキの家にたどり着いた。2人は、南部の大農園、美しき夢と呼ばれるベルリーブで育った、古き良き時代の上流階級の出である。
ブランチは、妹の貧しく猥雑な生活に驚くが、ステラの夫でポーランド系のスタンレー・コワルスキにとってもブランチの上品さは目障りでたまらない。2人は出会った瞬間から反発しあい、緊張は高まっていく。スタンレーの友人のハロルド・ミッチェルの愛に、過去から逃れてきたブランチは最後の望みをかけるのだった。が、その願いは叶わず、決定的な破局が訪れる。
(パンフレットより)
ヒトコトReview:
--------------------------------------------------------------------------------
ブランチの孤独にどこまでついてゆけるか? がポイント
--------------------------------------------------------------------------------
『エリザベート』の内野聖陽は元々ストレートプレイの御方。
てなわけで是非、黄泉の帝王以外の内野閣下を拝見・・・。
■新国立劇場とその周辺
お初の新国立劇場。
京王新線の初台駅から直結していて便利。
地図でみたところ初台って都庁の裏? あたりなんですね。
学生時代、クラスメートが一人暮しで初台住んでいると聞いて「金持ちやなあ」と思っていたんですが
そりゃ半端じゃなく金持ちだわ。(笑)
新国立劇場自体もかなり新しい建物。
クロークとかあってなんともゴージャス。でも床の模様が妙。ていうか上りはいいんだけど下りの時階段と区別がつかなくってわたしかなり危なかった。(笑)
客層はいつもわたしが訪れる劇場からぐんと年齢層が上。
自分の親世代が多いし、おじさまが多い。
樋口可南子ファン?
それとも『欲望という名の電車』マニア? ひょっとして杉村春子とかも観てる?(笑)
内野ファンでいっぱいかと思ったらそうでもなかったって感じ。
隣の席の女性二人は勝手に内野ファンだとふんでいたら「内野さんってNHK出身の人でしょ?」という会話。
(NHK出身て何? 民放出身って言わんよなあ)
なのにオペラグラス持ってチェックに入っていたところを見ると誰のファンなんでしょう。
さて中ホール。
今回10列目まではセットになるのでわたしは実質10列目ぐらいだったんですが1Fの最後列でした。
前列との段差が大きくて見やすい反面、舞台との上下の距離感が大きくてどうも遠い感じ。
かなり危ぶんでいたんですが、目の前の席は巨漢のおっさん。
み、みにくい・・・。
セットは個人的にかなり好きな感じ。
スタンレーとステラの家とその外の路地が俯瞰図で見える感じ。
どうやら端の席だと見えないシーンもあるようだったんですが、わたしの席からは全体がよく見渡せました。
ごちゃごちゃとした生活観がニューオリンズって感じ。(何が? 笑)
なんとなく『唐版 滝の白糸』のセットのイメージに近い。
ホール内、クリスマスに使いそうな電飾が3本ぐらいパーティー風にぶらさがっていて、ちかちかしている様子がなんとも安っぽい臭いがして場に合っている。
その後開演してからはライトの当たりで奥行きが見えてすごくおもしろかった。
が、ひとつ。
どーしても気になって、どーしても笑いがこらえられなかったのが1点。
スタンレーの家のお風呂場にあたる場所。
ここは曇りガラスのような壁で、出演者が風呂場に入るとその曇りガラス越の演技になるんです。
てーか、影絵でシャワーとか浴びられると、うわーって感じ。
結構この影絵シーンが多くて、この演出だけは何とかしておくれって客席でひくひく笑うわたし。
■夢見る孤独なヒロイン、ブランチ
さて本題、樋口可南子のブランチ。
いや、樋口可南子と限定せずにブランチ。
3時間! までの長丁場、ブランチといかに近づけるかが頼りになってしまう。
ブランチはいつもお酒を飲み、自分を美しいと言ってもらわないと気がすまない。
ひたすら自分の事情をしゃべりつづけ、極度なデリケートさで世界に対して怯え続ける。
妹、ステラの家に『欲望』とう名の電車で現れたブランチはステラの夫、粗野なスタンレーと反発し合う。
観客にはブランチの異様なイメージを抱かせ、少しずつ、本当に少しずつその孤独の理由を明かして行く。
──1時間半たった休憩時点ではまだまだ明かされないのだが。
ちなみにわたしはここいらで眠りに入りかけました。(そしていわしさんに眠いよメールを打つ不届きモノ)
これはもう、原作からしてこうなんだろうし今まで上演されてきたこの作品もこんな感じだったんでしょう。
が、ただひたすらブランチVSスタンレーの戦いを見ているとなんとなくぼーっとしてきてしまった。
うーむ、わたしにはこういうの向かないんだなあ、と独り言。
さて休憩時間をはさんだその後、ようやくブランチの孤独の理由が明かされる。
16歳の頃結婚した少年が実は同性愛者でそれを少年に告げたことで少年が自殺してしまったという過去。
それからその少年の穴を埋めるためにひたすら男性をもとめてきた過去。
そしてついに17歳の教え子(ブランチは教師)まで手を出し学校を首になった過去。
スタンレーの友人、ミッチェルに対しては潔癖な女性を演じているが実はその正反対。
だからこそ最後の望みとしてミッチェルに対して演じつづけるブランチ。
ラスト、その全てが白日の元にさらされ、周りの人間の拒絶と同情とで狂ってしまうブランチ──。
ああ難しいなと思ったのがまあ風土の違い。
16で結婚するのもようわからんし、彼が同性愛者と言われても日本では潜伏した事象だから身近に感じるショッキング度も低いんですよねえ。アメリカじゃないから。
でもそれって別に演じる側の問題ではないし、本の問題でもなくてわたしの問題。
どんなにすばらしいとされる作品でも、自分が入って行けるポイントがないとなんとなく傍観者なのが悲しい。
ただ、ブランチの誰かを求めて生きつづける気持ちもわからないではない。(男性陣にはさらに遠いか)
最後に救いを求めた(らしい。パンフにはそう書いてあるし)永島ミッチェルはいわゆる安全パイの男性で、可もなく不可もない駆け込み寺的存在。
わたしにはそんなにブランチがミッチェルにすがっているようには見えなかったんですが、最後ミッチェルに過去がバレて振られた時の動揺ぶりからすると『ミッチェルとの結婚』がブランチの最後の逃げ場だったんでしょうね。(パンフにも書いてあるし。しつこい?)
でもそれって、ブランチがミッチェルという人に駆け込んでるというより、ミッチェルっていう場所に逃げてるだけだとは思うんだけど。所詮、自分を賛美するが自分を脅かさない男性に一時退避というか。(笑)
そうやって見ちゃっているのでブランチの最後の荒れよう、狂気とのはざまに落ちて行く瞬間にミッチェルが同行してるのが妙なイメージなんですが。
ブランチに近づけない。あと一歩なんですが、辿りつけない──観客であるわたし。
別に共感するから芝居じゃないんですが、どうも遠い感じがするのは何故なんでしょう。
ただ、樋口可南子はよかったです。
確かにこの役は杉村春子であり栗原小巻なんだなって感じ。
かつて美しかった、そして今年齢と美醜を気にする女性って感じには見えないべっぴんぶりなのが惜しいんですが、ただ今そこにいて美しいからこそぎりぎり感があってよかった気もする。
本当におばさんって感じで演じられると同じ女性として切ないもんなあ。
■内野スタンレーと七瀬ステラ
ワイルドな魅力爆発? との前評判の内野氏。
たしかに、黄泉の帝王トート閣下じゃないわね、あれは。
ポーランド系の粗野な男性の役。(ポーランド系ってそういうイメージていえばそうなのかな? ぐらいの認識なのでまず舞台背景が理解できてないのよね、わたし)
その妻役の七瀬ステラ。
もう、のべつまくなしべたべたしてて大胆。
内野ファンが休憩時間に「えーん、生チューの音まで聞こえるよう」と叫んでいましたが(笑)。
堂々と七瀬さんの胸まさぐったりするんだからそりゃワイルドだわ。
最後の方でステラの子供が生まれるというあたりになるとすごくかわいい内野スタンレー。
だけどまあ、個人的に怒鳴りっぱなしの役なんでちょっと好きじゃない。
ワイルド→ノックアウトとは行かなくてよ。(笑)
ただ、確かに実力派ですね、彼は。
ブランチはスタンレーのことを『自分を脅かす存在』ととらえているけれど、観ている側からしたら仲の悪い同居人だけどだからって破滅に導く登場人物という印象はなかった。
たまたまそこに居合わせただけ。
確かにスタンレーがブランチの秘密を明かすが別に彼でなくてもよかった感じ。なんとも惜しい。
個人的には七瀬なつみがよかった。愛らしくて強気で。
でもまあ、ステラのブランチに対する想いがいまいちよくわかんなかったですけど。
永島ミッチェル、無骨な男性のイメージそのまま。
ただ、ブランチの過去を知ってからブランチを責め立てるシーンなど、早口になると「おいおい、何言ってるかききとれない~」というカツゼツの悪さ。ああもったいない。
翻訳/鳴海四郎
演出/栗山民也
ReviewWriteDate:2000/11/5
LastUpdate:2000/11/7
Cast:
樋口可南子(ブランチ・デュボア)/内野聖陽(スタンレー・コワルスキ)
七瀬なつみ(ステラ・コワルスキ)/永島敏行(ハロルド・ミッチェル)
梅沢昌代(ユニス・ハベル)/中嶋しゅう(スチーブ・ハベル)/金沢映子(メキシコ女)/金子由之(パブロ・ゴンザレス)/シャンディ・圭(黒人女)/篠原正志(集金人の青年)/黒木里美(看護婦)/可知靖之(医師)
2000/10/20~11/11 @新国立劇場中劇場
Date:
2000/11/2 19:00 1F20列33番
Note:
テネシー・ウィリアムズの名作の舞台化。ほぼ同時期に栗原小巻がライフワークであるブランチを演じている。樋口可南子は初ブランチ。
Story:
ニューオリンズのフレンチ・クォーター、貧しいが、生命力に満ちた魅力のある一角。「欲望」という電車に乗り「墓場」という電車に乗り換え、「極楽」で降りて、ブランチ・デュボアは、妹のステラ・コワルスキの家にたどり着いた。2人は、南部の大農園、美しき夢と呼ばれるベルリーブで育った、古き良き時代の上流階級の出である。
ブランチは、妹の貧しく猥雑な生活に驚くが、ステラの夫でポーランド系のスタンレー・コワルスキにとってもブランチの上品さは目障りでたまらない。2人は出会った瞬間から反発しあい、緊張は高まっていく。スタンレーの友人のハロルド・ミッチェルの愛に、過去から逃れてきたブランチは最後の望みをかけるのだった。が、その願いは叶わず、決定的な破局が訪れる。
(パンフレットより)
ヒトコトReview:
--------------------------------------------------------------------------------
ブランチの孤独にどこまでついてゆけるか? がポイント
--------------------------------------------------------------------------------
『エリザベート』の内野聖陽は元々ストレートプレイの御方。
てなわけで是非、黄泉の帝王以外の内野閣下を拝見・・・。
■新国立劇場とその周辺
お初の新国立劇場。
京王新線の初台駅から直結していて便利。
地図でみたところ初台って都庁の裏? あたりなんですね。
学生時代、クラスメートが一人暮しで初台住んでいると聞いて「金持ちやなあ」と思っていたんですが
そりゃ半端じゃなく金持ちだわ。(笑)
新国立劇場自体もかなり新しい建物。
クロークとかあってなんともゴージャス。でも床の模様が妙。ていうか上りはいいんだけど下りの時階段と区別がつかなくってわたしかなり危なかった。(笑)
客層はいつもわたしが訪れる劇場からぐんと年齢層が上。
自分の親世代が多いし、おじさまが多い。
樋口可南子ファン?
それとも『欲望という名の電車』マニア? ひょっとして杉村春子とかも観てる?(笑)
内野ファンでいっぱいかと思ったらそうでもなかったって感じ。
隣の席の女性二人は勝手に内野ファンだとふんでいたら「内野さんってNHK出身の人でしょ?」という会話。
(NHK出身て何? 民放出身って言わんよなあ)
なのにオペラグラス持ってチェックに入っていたところを見ると誰のファンなんでしょう。
さて中ホール。
今回10列目まではセットになるのでわたしは実質10列目ぐらいだったんですが1Fの最後列でした。
前列との段差が大きくて見やすい反面、舞台との上下の距離感が大きくてどうも遠い感じ。
かなり危ぶんでいたんですが、目の前の席は巨漢のおっさん。
み、みにくい・・・。
セットは個人的にかなり好きな感じ。
スタンレーとステラの家とその外の路地が俯瞰図で見える感じ。
どうやら端の席だと見えないシーンもあるようだったんですが、わたしの席からは全体がよく見渡せました。
ごちゃごちゃとした生活観がニューオリンズって感じ。(何が? 笑)
なんとなく『唐版 滝の白糸』のセットのイメージに近い。
ホール内、クリスマスに使いそうな電飾が3本ぐらいパーティー風にぶらさがっていて、ちかちかしている様子がなんとも安っぽい臭いがして場に合っている。
その後開演してからはライトの当たりで奥行きが見えてすごくおもしろかった。
が、ひとつ。
どーしても気になって、どーしても笑いがこらえられなかったのが1点。
スタンレーの家のお風呂場にあたる場所。
ここは曇りガラスのような壁で、出演者が風呂場に入るとその曇りガラス越の演技になるんです。
てーか、影絵でシャワーとか浴びられると、うわーって感じ。
結構この影絵シーンが多くて、この演出だけは何とかしておくれって客席でひくひく笑うわたし。
■夢見る孤独なヒロイン、ブランチ
さて本題、樋口可南子のブランチ。
いや、樋口可南子と限定せずにブランチ。
3時間! までの長丁場、ブランチといかに近づけるかが頼りになってしまう。
ブランチはいつもお酒を飲み、自分を美しいと言ってもらわないと気がすまない。
ひたすら自分の事情をしゃべりつづけ、極度なデリケートさで世界に対して怯え続ける。
妹、ステラの家に『欲望』とう名の電車で現れたブランチはステラの夫、粗野なスタンレーと反発し合う。
観客にはブランチの異様なイメージを抱かせ、少しずつ、本当に少しずつその孤独の理由を明かして行く。
──1時間半たった休憩時点ではまだまだ明かされないのだが。
ちなみにわたしはここいらで眠りに入りかけました。(そしていわしさんに眠いよメールを打つ不届きモノ)
これはもう、原作からしてこうなんだろうし今まで上演されてきたこの作品もこんな感じだったんでしょう。
が、ただひたすらブランチVSスタンレーの戦いを見ているとなんとなくぼーっとしてきてしまった。
うーむ、わたしにはこういうの向かないんだなあ、と独り言。
さて休憩時間をはさんだその後、ようやくブランチの孤独の理由が明かされる。
16歳の頃結婚した少年が実は同性愛者でそれを少年に告げたことで少年が自殺してしまったという過去。
それからその少年の穴を埋めるためにひたすら男性をもとめてきた過去。
そしてついに17歳の教え子(ブランチは教師)まで手を出し学校を首になった過去。
スタンレーの友人、ミッチェルに対しては潔癖な女性を演じているが実はその正反対。
だからこそ最後の望みとしてミッチェルに対して演じつづけるブランチ。
ラスト、その全てが白日の元にさらされ、周りの人間の拒絶と同情とで狂ってしまうブランチ──。
ああ難しいなと思ったのがまあ風土の違い。
16で結婚するのもようわからんし、彼が同性愛者と言われても日本では潜伏した事象だから身近に感じるショッキング度も低いんですよねえ。アメリカじゃないから。
でもそれって別に演じる側の問題ではないし、本の問題でもなくてわたしの問題。
どんなにすばらしいとされる作品でも、自分が入って行けるポイントがないとなんとなく傍観者なのが悲しい。
ただ、ブランチの誰かを求めて生きつづける気持ちもわからないではない。(男性陣にはさらに遠いか)
最後に救いを求めた(らしい。パンフにはそう書いてあるし)永島ミッチェルはいわゆる安全パイの男性で、可もなく不可もない駆け込み寺的存在。
わたしにはそんなにブランチがミッチェルにすがっているようには見えなかったんですが、最後ミッチェルに過去がバレて振られた時の動揺ぶりからすると『ミッチェルとの結婚』がブランチの最後の逃げ場だったんでしょうね。(パンフにも書いてあるし。しつこい?)
でもそれって、ブランチがミッチェルという人に駆け込んでるというより、ミッチェルっていう場所に逃げてるだけだとは思うんだけど。所詮、自分を賛美するが自分を脅かさない男性に一時退避というか。(笑)
そうやって見ちゃっているのでブランチの最後の荒れよう、狂気とのはざまに落ちて行く瞬間にミッチェルが同行してるのが妙なイメージなんですが。
ブランチに近づけない。あと一歩なんですが、辿りつけない──観客であるわたし。
別に共感するから芝居じゃないんですが、どうも遠い感じがするのは何故なんでしょう。
ただ、樋口可南子はよかったです。
確かにこの役は杉村春子であり栗原小巻なんだなって感じ。
かつて美しかった、そして今年齢と美醜を気にする女性って感じには見えないべっぴんぶりなのが惜しいんですが、ただ今そこにいて美しいからこそぎりぎり感があってよかった気もする。
本当におばさんって感じで演じられると同じ女性として切ないもんなあ。
■内野スタンレーと七瀬ステラ
ワイルドな魅力爆発? との前評判の内野氏。
たしかに、黄泉の帝王トート閣下じゃないわね、あれは。
ポーランド系の粗野な男性の役。(ポーランド系ってそういうイメージていえばそうなのかな? ぐらいの認識なのでまず舞台背景が理解できてないのよね、わたし)
その妻役の七瀬ステラ。
もう、のべつまくなしべたべたしてて大胆。
内野ファンが休憩時間に「えーん、生チューの音まで聞こえるよう」と叫んでいましたが(笑)。
堂々と七瀬さんの胸まさぐったりするんだからそりゃワイルドだわ。
最後の方でステラの子供が生まれるというあたりになるとすごくかわいい内野スタンレー。
だけどまあ、個人的に怒鳴りっぱなしの役なんでちょっと好きじゃない。
ワイルド→ノックアウトとは行かなくてよ。(笑)
ただ、確かに実力派ですね、彼は。
ブランチはスタンレーのことを『自分を脅かす存在』ととらえているけれど、観ている側からしたら仲の悪い同居人だけどだからって破滅に導く登場人物という印象はなかった。
たまたまそこに居合わせただけ。
確かにスタンレーがブランチの秘密を明かすが別に彼でなくてもよかった感じ。なんとも惜しい。
個人的には七瀬なつみがよかった。愛らしくて強気で。
でもまあ、ステラのブランチに対する想いがいまいちよくわかんなかったですけど。
永島ミッチェル、無骨な男性のイメージそのまま。
ただ、ブランチの過去を知ってからブランチを責め立てるシーンなど、早口になると「おいおい、何言ってるかききとれない~」というカツゼツの悪さ。ああもったいない。
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