鋼鉄の指先

植物、みどりを育てる能力のある人の手をみどりの指先って言ったりするけれど。

そう、ワタシは紛れもなく鋼鉄の指先をもつ女。

これでいったい何度目なんだろう。
ベランダのバジル死す。
人からもらってわずか２週間。
「やっぱ日に当てないとね～」
とベランダにおいたまま忘れ去り、きっと梅雨だし雨降るし水OK～などと放置してたころ、明らかにヘタヘタになっておりました。
そ、そそそうだ、台風じゃん暴風雨じゃん！
嗚呼可哀想なバジルちゃん、よりによってワタシのところにやってきたばっかりに……
今度こそみどりの指先になってやろうと思っていたのに、過去の例にも漏れず鋼鉄の指先はバジルくんに触れた先から錆錆にして、生気を奪ってしまったのでした。

かつて育てたサボテンは干からび、エアプランツは腐り枯れ、多肉植物もボロボロに落ち、小学校で育てたへちまさえ芽を出さなかった。
我が家で買っていた亀は存在を忘れ去られ干し亀となり、３匹いたザリガニは同士のみが餌という極限に追い込まれ気づいたら最後の一匹、それも片腕なしの状態になっていた。

神よ、ワタシのもとにあらゆる生命は育たないということですか……？