作・演出/松尾スズキ
ReviewWriteDate:2003/2/12
LastUpdate:2003/2/12
Cast:
中村勘九郎/田畑智子/阿部サダヲ/吹越 満/松尾スズキ
宮藤官九郎/秋山菜津子/小松和重/片桐はいり/浅野和之
伊藤ヨタロウ/池津祥子/猫背 椿/皆川猿時/村杉蝉之介/ 荒川良々
近藤公園/平岩 紙/少路勇介/田村玄一/ 植田裕一/野呂彰夫/岸 建太朗
ドロレス・ヘンダーソン/ 萩尾麻由/山本将人/竹厚 誠/星野 源/桃山由希絵 他
2003/2/4~24 @シアターコクーン
Date:
2003/2/11 19:00
ヒトコトReview:
--------------------------------------------------------------------------------
一大逆転演劇
--------------------------------------------------------------------------------
大人計画+中村勘九郎 といった感じの公演。
実際には大人計画以外のメンツも多いのでプロデュース公演っぽいのかな。
■劇場で見た人々
本日は珍しく! 劇場で色んな有名人発見しましたよ。
その目はいった何を見ている! と言われるぐらい全然周囲を見ていないわたしにしては快挙。
まずコクーンの隣の喫茶店兼バーみたいなところで小林聡美発見。
お金払ってから振り替えったらすぐそこに座っていた。
その後開演前のロビーで竹中直人。金髪の坊主頭でした。普通にタバコ吸ってました。
さらに中休みに友達が「あの子、すごく可愛いの」といった人を観察。
振り返った顔を見て・・・え? まさか。とりあえず「他人のそら似よね」と思っていると
友達がさらにうちらの超至近距離にいた戸田恵子、白川晃、小日向文世発見。
HR出演組集合って感じすね。
うーん今日はすごい発見率だと思いながら席に戻るわたし。
で、そこで友達が「さっきの可愛い子、一般人かな・・・」と言ってきたので、勇気を出して言ってみた。
「あれ、小泉今日子・・・?」
恐る恐る確認したわたしに「そ、そうだよね。やっぱりそうだよね」と友達。
ふたりとも「いやあ、まさかそんなはずは」て心で否定してて、でも間違いなくそうで。
最近ドラマで見るキョンキョンに「キョンキョンすら寄る年波には逆らえないのか」とひどいことを思っていたのですが、
いやいや、キョンキョン、すんごい可愛かったです。
背が低いけど顔もちっちゃくてバランスいいし、身体華奢だし。
洋服もすごく可愛かったし。
うーん、ああいうストレートの髪にしたい! て思ってしまいました。
その他「勘九郎ちゃんの初舞台から見ていますのよ」系のおばあさまがいたりして
なんかちょっと特殊な感じでした。客層広すぎ。
■2人の作家と1人作家による逆転劇
時は江戸幕末、歌舞伎の狂言作家を夢見る勘九郎演じる役とその歌舞伎の筋本をお金を貰って読んでやっている松尾スズキとクドカン演じる二人の売れっ子作家。(チラシが手元になくて役名がわからん~)
ふたりの『作家』という狂言回し的存在が勘九郎(が演じる役)の過去へ入って行き次第に狂言が現実になり現実が狂言になり、時々「松尾スズキ」も登場してぐるぐる回って、最終的に2人の作家こそが幽霊になって勘九郎に取り付いてゆく。
狂言を書こうと思っても、いざとなると現実が物語をすぐ追い越してしまう。
だから現実をそのままなぞらえて物語にして演じて、『桜田門の変』という『事実』を芝居で演じてしまう。
すべてが虚実の逆転劇で構成されるこの芝居は「芝居とは」だったり「作家とは」だったりする松尾スズキの考えが出てるのかな~という感じ。
勘九郎見に来たおばあさま方にはちょっと難しかったんじゃないか、厳しかったんじゃないかていう気がする。
まあ、いつもの大人計画に比べれば全然毒がなくて大衆っぽいんだけど。
ラストは、どうでしょう。
勘九郎実は女でしたっていう逆転は別にいらんような。
どどーん! と盛り上がって終わりたかったような気も。
しかし、3時間は長いよ。3幕3時間は・・・。
某劇団で3時間は慣れてるけどやっぱ2回も休みがあると内容忘れるって。
この長さ、休みの多さは歌舞伎に対するアンチテーゼなのか? みたいな評を読んだりしましたが、だったら弁当食えるぐらいの休み時間が欲しいのう。
■キャストについて
主役勘九郎。
出てきただけで拍手が沸いたのは歌舞伎流なんでしょうか。大地真央以来です、あんなの見たの。
気が狂い?出してからは圧巻でしたが、前半は阿部さんとかのが主役っぽかった。
所々に勘九郎ならではの芸の見せ場があって、さすがって感じ。
女物の着物羽織って幽霊に話しかけながら狂言を書こうとするその姿がなんとも。
阿部サダヲ 。
最初声ががらがら枯れててちょっと心配だったけどいつも通りの阿部ちゃんでした。やっぱスキです。
田畑智子。
最初はちょっと心配な感じだったのですが、だんだんとはまってきて、なんとも言えぬ哀愁があってよかった。
可愛いし。
片桐はいり。
もっと出番あってもよかったような。
大人計画でずっぱり感があるから、ちょっと淋しかったわ。
ReviewWriteDate:2003/2/12
LastUpdate:2003/2/12
Cast:
中村勘九郎/田畑智子/阿部サダヲ/吹越 満/松尾スズキ
宮藤官九郎/秋山菜津子/小松和重/片桐はいり/浅野和之
伊藤ヨタロウ/池津祥子/猫背 椿/皆川猿時/村杉蝉之介/ 荒川良々
近藤公園/平岩 紙/少路勇介/田村玄一/ 植田裕一/野呂彰夫/岸 建太朗
ドロレス・ヘンダーソン/ 萩尾麻由/山本将人/竹厚 誠/星野 源/桃山由希絵 他
2003/2/4~24 @シアターコクーン
Date:
2003/2/11 19:00
ヒトコトReview:
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一大逆転演劇
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大人計画+中村勘九郎 といった感じの公演。
実際には大人計画以外のメンツも多いのでプロデュース公演っぽいのかな。
■劇場で見た人々
本日は珍しく! 劇場で色んな有名人発見しましたよ。
その目はいった何を見ている! と言われるぐらい全然周囲を見ていないわたしにしては快挙。
まずコクーンの隣の喫茶店兼バーみたいなところで小林聡美発見。
お金払ってから振り替えったらすぐそこに座っていた。
その後開演前のロビーで竹中直人。金髪の坊主頭でした。普通にタバコ吸ってました。
さらに中休みに友達が「あの子、すごく可愛いの」といった人を観察。
振り返った顔を見て・・・え? まさか。とりあえず「他人のそら似よね」と思っていると
友達がさらにうちらの超至近距離にいた戸田恵子、白川晃、小日向文世発見。
HR出演組集合って感じすね。
うーん今日はすごい発見率だと思いながら席に戻るわたし。
で、そこで友達が「さっきの可愛い子、一般人かな・・・」と言ってきたので、勇気を出して言ってみた。
「あれ、小泉今日子・・・?」
恐る恐る確認したわたしに「そ、そうだよね。やっぱりそうだよね」と友達。
ふたりとも「いやあ、まさかそんなはずは」て心で否定してて、でも間違いなくそうで。
最近ドラマで見るキョンキョンに「キョンキョンすら寄る年波には逆らえないのか」とひどいことを思っていたのですが、
いやいや、キョンキョン、すんごい可愛かったです。
背が低いけど顔もちっちゃくてバランスいいし、身体華奢だし。
洋服もすごく可愛かったし。
うーん、ああいうストレートの髪にしたい! て思ってしまいました。
その他「勘九郎ちゃんの初舞台から見ていますのよ」系のおばあさまがいたりして
なんかちょっと特殊な感じでした。客層広すぎ。
■2人の作家と1人作家による逆転劇
時は江戸幕末、歌舞伎の狂言作家を夢見る勘九郎演じる役とその歌舞伎の筋本をお金を貰って読んでやっている松尾スズキとクドカン演じる二人の売れっ子作家。(チラシが手元になくて役名がわからん~)
ふたりの『作家』という狂言回し的存在が勘九郎(が演じる役)の過去へ入って行き次第に狂言が現実になり現実が狂言になり、時々「松尾スズキ」も登場してぐるぐる回って、最終的に2人の作家こそが幽霊になって勘九郎に取り付いてゆく。
狂言を書こうと思っても、いざとなると現実が物語をすぐ追い越してしまう。
だから現実をそのままなぞらえて物語にして演じて、『桜田門の変』という『事実』を芝居で演じてしまう。
すべてが虚実の逆転劇で構成されるこの芝居は「芝居とは」だったり「作家とは」だったりする松尾スズキの考えが出てるのかな~という感じ。
勘九郎見に来たおばあさま方にはちょっと難しかったんじゃないか、厳しかったんじゃないかていう気がする。
まあ、いつもの大人計画に比べれば全然毒がなくて大衆っぽいんだけど。
ラストは、どうでしょう。
勘九郎実は女でしたっていう逆転は別にいらんような。
どどーん! と盛り上がって終わりたかったような気も。
しかし、3時間は長いよ。3幕3時間は・・・。
某劇団で3時間は慣れてるけどやっぱ2回も休みがあると内容忘れるって。
この長さ、休みの多さは歌舞伎に対するアンチテーゼなのか? みたいな評を読んだりしましたが、だったら弁当食えるぐらいの休み時間が欲しいのう。
■キャストについて
主役勘九郎。
出てきただけで拍手が沸いたのは歌舞伎流なんでしょうか。大地真央以来です、あんなの見たの。
気が狂い?出してからは圧巻でしたが、前半は阿部さんとかのが主役っぽかった。
所々に勘九郎ならではの芸の見せ場があって、さすがって感じ。
女物の着物羽織って幽霊に話しかけながら狂言を書こうとするその姿がなんとも。
阿部サダヲ 。
最初声ががらがら枯れててちょっと心配だったけどいつも通りの阿部ちゃんでした。やっぱスキです。
田畑智子。
最初はちょっと心配な感じだったのですが、だんだんとはまってきて、なんとも言えぬ哀愁があってよかった。
可愛いし。
片桐はいり。
もっと出番あってもよかったような。
大人計画でずっぱり感があるから、ちょっと淋しかったわ。
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